後頭部ビジネス

若木くるみの後頭部を千円で販売する「後頭部ビジネス」。
若木の剃りあげた後頭部に、お客さんの似顔絵を描いて旅行にお連れしています。


*旅行券の販売は現在おおっぴらにはしていません。*

2015年12月27日日曜日

スパルタスロンのこと書きたいこと

今年の9月、ギリシャにて、スパルタスロンというマラソン大会に参加してきました。
2回目の挑戦でした。
去年はリタイアしてしまった大会です。

去年のリタイア記。
後頭部ビジネス


のちに武内さんがつくってくれた動画。

ちょうど1分のところで抱きあっているのが、リタイア記の中に登場している、失格宣告を受けた時のお姉ちゃんです。

言えない気持ちを卵とじ、言えない気持ちを卵とじ……。

今年のスパルタスロンは後頭部ビジネスとしての活動ではなかったのですが、完走文を書きたいです。


「本当に大切なことは誰にも言わない。」
友人がふと漏らしたポリシーを聞いてから、わたしはだんだんと物を書くことに尻込みするようになりました。
大切な思い出を保護したい気持ちは、やがて書きたい欲求を上回るようになり、書くこと自体が後ろめたい行為に感じられてきました。
どれも大切な思い出のはずなのに、被差別記憶にしてネットにアップしてしまった数々のエピソードを思うと、裏切ったような心苦しさがありました。

言えない気持ちはゆるく卵でとじてひっそりあたためたいと思っていましたが(強引な引用)、2015年を振り返り、人と比較したりして自分を見つめ直した結果、わたしは大切さよりもおもしろさを優先させたいという方針で心がかたまりました。

多くを語らず澄ましているのが上品でお洒落だけど、それが大人のあるべき姿だとは思うけど、それじゃあ笑えないじゃないですか!
わたしは、断然、笑われたいですね!

だから、大切かどうかという基準は見過ごして、あんなこともこんなことも今は書きたいです。
このような心境の変化により反動でドサッと書くと思うのですが、それに伴い迷惑をこうむるのは周りの皆さんで、堪忍堪忍です。